青葦治療院の加藤です。
鍼治療がなぜ効くのか。
それを説明する分かりやすい理屈が
・ホルミシス効果
です。
それが分かると鍼が効く理由がイメージしやすくなります。
ホルミシス効果とは?
ホルミシス効果とは
・わずかな刺激(物質など)が身体によい働きを持たらす
というもの。
薬が適量なら身体に良く、過剰な投薬が毒になる、というところに似ています。
ワクチンが効く理由にも共通点がありますね。
このわずかな、というのがポイント。
仮に身体にとって毒になりえるものだとしても、わずかな量であることが身体にとって程よい刺激になり、身体機能を活性化させることがある、ということです。
※毒、というのは例えですよ。
鍼灸のホルミシス効果
わずかな刺激が身体にとって良い効果をもたらす、それは鍼刺激にも同じことが言えます。
鍼は髪の毛以下の細さで、身体に刺したところでその刺激は微々たるもの。
※痛みや響きという【感覚】は強く感じるかもしれませんが、刺激そのものは微々たるものです。
その微々たる刺激が、
・代謝
・免疫
・血流
などを活性化させて治癒力を引き出してくれます。
そこに加えて、鍼を刺すことで身体に極わずかなキズがつくこともポイント。
キズがつけば身体はそのキズを治そうとします。
その時、身体に治癒力は活性化してます。
具体的な炎症反応が起きています。
あえてキズをつけることで身体の治癒力を引き出しているわけです。
※極わずかなキズ、というのがポイントです。
あえて身体に鍼を刺して治癒力アップ
なんで症状を治すために鍼を刺して痛い思いをしないといけないのか。
そう思う方は少ないないと思います。
その理由はホルミシス効果。
身体にあえて極わずかなキズをつけ刺激を与え、治す力を引き上げる。
ちょうど現代社会の生活は身体的な負荷が少なすぎて、身体の機能が引き出しにくい状況なので、鍼治療はオススメできます。
※移動なんかは最もそれが顕著です。車や電車での移動は身体的に楽すぎます。
痛いとか怖いとかのイメージはあると思いますが、根深い症状には鍼治療を一度試してみて欲しいです。