身体の力みを気の流れとして捉える

『身体のムダな力み=気の流れが悪い』

気の流れを少しでも分かりやすく考える

東洋医学の整体観として

・気の流れが整うことで病気が治ったり、病気が予防できたりする

というものがあります。

『気の流れ』というものが東洋医学では一番大きなテーマと言えるのですが、残念ながら『気の流れ』は客観的に表現されるものではありません。

気の流れの可視化は難しいということです。

そこで、できるだけ気の流れを分かりやすくするために

・身体のムダな力み

を一つの指標として使っています(あくまでも私の経験則であり、エビデンスがあるわけではありません)。

意識的に、スッと力が抜けないポイントがある

身体のムダな力みをどう捉えるかと言いますと、

・力を抜こうとしても意識的に抜けない(意図せず力んでいる)

・力が抜けないことがよく分からない(慢性的に力んでいる)

・力を抜きたくても抜けない身体状況にある(その力みを抜くことで身体のバランスが崩れる)

といったような形になります。

患者さんによくある、分かりやすいケースとして

・こちらが脚(膝)を曲げる際に、膝を伸ばす筋肉が無意識に力んでしまい曲げにくい

・こちらが腕を挙げようとすると、無意識に力んで腕がスッと挙がらない

というものがあります。

そういったケースで、こちらが力を抜いてくださいとお願いしても患者さん自身で力を抜くことができないことが多々あります。

これは何度が通院していただき、ある程度慣れた方でも起きる現象です。

この状態が改善し、力が抜けるようになってくると(ムダな力みが無くなってくると)、それに伴って体調が良くなっていることがよく見られます。

身体のムダな力みはこちらとしても感知しやすいものですし、患者さんにとっても比較的感知しやすいものなので、多くのケースで参考にさせていただいています。

気の流れと身体の力みを結び付けるなら

気の流れと身体の力みを何らかの形で結びつけようとするなら

・神経系

・本人の意図(願望、コンプレックス、拘りなど)

・日常生活を送る際の、姿勢の切り替えや一定の動作の総量

・生活習慣(食事、運動、睡眠)

などをまずは考えます。

上記のものに、極端な偏りがあったり、異常があれば体調が崩れますので、いわゆる

・気の流れが悪い

状態になっていることになります。

例えば神経系に問題があった場合を考えてみます。

脳梗塞という病気があり、その病気によって身体に麻痺が出ることがあります。

そうなると、自分の身体であっても自身でコントロールすることが難しくなり、身体の力みも自由に抜けなくなることがあります。

気の流れが悪くなり、病気やケガをして、その結果として身体の力みが抜けなくなるという流れです。

他には、本人の意図によって身体に力みが出ることは想像がしやすいと思います。

体型を気にしている人は、お腹を引っ込めようと常にお腹に力を入れている状態であったりします。

そこまで行くと力み過ぎ、ムダな力みになってしまっています。

そして、そこにエネルギーを使うことになってしまうので、その分エネルギーが足りなくなる可能性もあります。

それも一つの、気の流れが悪くなっている状態だと言えます。

といったような具合で、気の流れと身体の力みを結び付けて考えることは可能です。

気の流れというと非常に分かりにくく、それが悪いのかも良くなったのかも分かりにくいので、身体の力みという視点で考えていくことで、比較的分かりやすくなるのではないかと思い、それを指標に施術をすすめています。

 

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