『気=エネルギー=物質=身体で考える』
気をエネルギーとして考えるなら
東洋医学では
・気
が一つの大きなテーマですが、『気』と言われても目に見えないものですし、少し怪しい雰囲気が出てしまいます。
そこで、少しでも『気』を分かりやすく考える方法として
・気=エネルギー
と置き換えてみます。
アインシュタインの方程式と気
どこかで見たことがある数式だと思いますが
・E=mc²
というアインシュタインが見つけ出した物理学の方程式があります。
・E=エネルギー
・m=質量
・c=光速
となっているのですが、簡単に表現すると
・極わずかな物質であっても大きなエネルギーを持っている
となります。
さらに簡単にすると
・物質=エネルギー
となります。
何か(物質)が存在していれば、そこにはエネルギーが存在するということです。
ここで身体は何で構成されているかを考えると
・身体=物質
とすることができます。
タンパク質、水などの物質で身体は構成されています。
となると
・エネルギー=物質=身体
となり
・エネルギー=身体
とすることもできます。
つまり、身体そのものがエネルギーの塊だということです。から
アインシュタインの方程式から考えると、かなり膨大なエネルギーの塊が人の身体です。
そう想定すると、人の身体の状態を把握することは
・(身体という)エネルギーの状態を把握すること
になります。
ここで、『気』という概念を考えると
・気にはエネルギーとしての一面がある
ことは比較的イメージしやすいと思います。
となると、身体を観て、身体というエネルギーの状態を把握することは
・身体の『気』の状態を把握する
ことになります。
こんな風に、アインシュタインの方程式を身体に当てはめると、東洋医学の『気』という概念から怪しさが大分無くなるのではないでしょうか。
個人的は、この考え方は非常に腑に落ちるものだと思いました。
私は実際に、そういう見方も使いながら患者さんの身体を診て、施術をすすめています。
身体の状態の変化はエネルギー(気)の変化
身体の持つエネルギーは、基本的に一か所に留まらず、ある程度動いているはずです。
そして、身体全体に均一に分布してもいないはずです。
エネルギーというものは、増えたり、減ったり、流れたり、そして偏ったりしているはずだからです。
その変化は、ある程度の変動の中に収まっている状態ですので、
・不安定で安定している
とも言えます。
揺らぎがある、とも言えます。
不安定で安定しているということは、実は普段の生活の中でも起きています。
例えば直立不動で地面に立っている時にも起きています。
ただただ、じっと動かずに立っているように見えますし、立っている本人もそう感じるかもしれませんが、実際には身体の重心の位置は前後左右に揺らいでいます。
揺らいでいたとしても真っすぐ立ていられるのは、その揺らぎの幅が身体が倒れるほどの重心の移動になっていないからです。
身体の状況は完全には安定していないけれど、そんな中でも保たれているということです。
エネルギーという言葉を見聞きした時に、石のような固体を想像するのではなく、何か漠然とした定まっていない力のようなものを想像することになると思いますが、人の身体に対しても、そういう見方をします。
その見方で人の身体の健康状態を観察する時は、まず、身体の中で
・どこにエネルギーが偏っているか
・どこにエネルギーの不足があるか
を観ていきます。
シンプルにエネルギーの強い弱いを観ていくということです。
その際の目安になるものが
・体型
・身体(関節)の動きの滑らかさ
・筋肉の固さ
・腹部(腹筋)の張り具合
・腹部の脂肪の固さ
・呼吸の際の胸郭の動き
・呼吸の際の腹部の動き
などになります。
まとめると、
・身体の質感を観ていく
といったところでしょう。
ここで再び
・E=mc²
を使って身体のエネルギーの強弱を観ていきます。
※現在、更新中
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