愛知県一宮市の青葦【あおい】治療院・整体院
身体の組織、筋膜などのコリ(高密度化)を取り除くためには、マッサージもはりもお灸も有効な治療法です。
固まった組織を緩める、融かす為には、熱を利用するとうまくいきます。
1.お灸の熱、マッサージの摩擦熱
熱を与える治療法と言えばやはり
お灸
です。
分かりやすいですね。
もぐさに火をつけて、燃えたもぐさが身体に熱を与える。
その結果、コリがとれたり、痛みが取れたり、血流がよくなったりといった効果が出ます。
お灸は熱を身体に与える為の非常に分かりやすい治療法ですが、実はマッサージも身体に熱を与えることができます。
それは、摩擦熱です。
擦ることで生まれる熱です。
英語で言うと、フリクション(friction)。
筋膜マニュピュレーションという手技では、このフリクションを利用して筋膜の高密度化(コリ)を解消します。
マッサージでも、身体に圧を加えて上下左右に指を動かす(揉捏)ことで組織に熱を与えることができるのです。
2.お灸とマッサージの合わせ技
お灸とマッサージ、どちらも身体に熱を与えることができますが、両方同時にやれば、さらに効果的に熱を生み出せます。

こんな感じで、棒灸(お灸の一種)を使って、輻射熱で身体を温めつつ(身体から離したところで棒灸の熱を使う)手を使って、組織を擦ります。
お灸の輻射熱+指の摩擦熱
です。
同時に使うことで、効率よく組織を融かし、コリを取り除けます。
この方法のいいところは、棒灸の輻射熱をセラピストの指で感じながらやれるとこです。
感じながらやっているので、患者さんの身体に熱を与え過ぎることを防げます。
3.筋膜モビライゼーション+お灸
棒灸の輻射熱を利用しながら、指で筋膜を擦ることによって摩擦熱も加える。
筋膜マニュピュレーションの要素も取り入れています。
お灸に筋膜モビライゼーションの要素を足してみます。
モビライゼーションは、身体の可動性を高める手技です。
筋膜に対してお灸の熱と指の摩擦熱とを利用することで、筋膜に可動性を与え自由にする(リリース)。
そんなイメージのテクニックです。
熱によって身体が温まると、単純に気持ちもいいので、身体の症状を改善しつつ心地よさも味わえる、オススメのテクニックです。
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