『まずは身体から整える』
適応障害も身体から観ていく
岐阜市で鍼灸院をお探しの方、青葦治療院の加藤です。
病院で
・適応(ストレス)障害
との診断を受ける方が最近どんどん増えてきているように感じます。
ストレス障害という別名があることから分かるように
・精神的ストレス
が原因で起きるとされており、いわゆる
・心の病
に分類されます。
心の病となるとおおよそ治らないイメージがついてしまっていますが、心の病であっても身体から整えることで改善する可能性が出てきます。
『身体が元気になれば心も自然と元気になる』
という具合です。
適応障害は身体症状から整える
適応障害を改善するうえでは、一旦メンタルの症状と思われるものについては考えないようにします。
『心を治す』となるとそこに至るまでの道のりが厳しすぎますし、そこに至るまで頑張る意欲を保つのも難しいからです。
そもそも、心を治すということがどういうことなのかもよく分かりませんよね。
性格を治すということなのか、ネガティブをポジティブにするということなのか…。
性格を治すというのもよく分かりませんね。
ですので、心のことは一旦置いておいて、適応障害による身体症状について考えて、その身体症状を改善することを目指していきます。
適応障害による身体症状には
・不眠
・起床困難
・めまい
・動悸
・頭痛
・疲れやすい
・腰痛
・背部痛
などがあります。
上記の身体症状のほとんどは十分に改善可能な症状です。
それを取っ掛かりに適応障害の治療をすすめていきます。
多くの人は『身体は心の影響を受ける』と強く思っていますが、実際には(私の経験則的にも)、
『心は身体の影響を受ける』部分のほうが強い
です。
身体が心に支配されているというより、心が身体に支配されているといったほうがしっくりきます。
仮に心の病であったとしても、まずは身体から整えていかなければいけません。
ちなみに、心の病を診断する際にも、まずは身体に問題がないかを探り、そこに問題がなければ心の問題を疑うというのがセオリーです。
適応障害の施術のポイント
適応障害の身体症状から考えると施術のポイントは
・首(特に第一、第二頸椎)
・呼吸
・全身の力みを緩める
になります。
中でも全身のムダな力みは解消しておく必要があります。
適応障害を始めとした慢性的な身体の不調を抱えている方は、身体の緊張(力み)を自分でコントロールするのが苦手です。
例えば、ベッドに仰向けになっていただき、こちらが頭を挙げた際に『首の力を抜いてください』とお伝えしても力の抜き方が分からなかったり、抜けないことが多々あります。
そういった身体にある問題を解決していくことで、自然と適応障害のメンタル面の症状も落ち着いていく可能性がありますので、適応障害でお悩みの方は一度当院での鍼治療などをお試しください。
お薬の長期服用となるとそれ自体が不安感を高めてしまう可能性もありますので。
お薬を止めたら、悪化するかもという気持ちと戦うのも辛いと思います。
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