危険性のない頭痛は改善する可能性がある
青葦治療院の加藤です。
頭痛で一番多く見るのが
・筋緊張性頭痛
で、その他に
・偏頭痛
・群発性頭痛
などがあります。
そういった頭痛の症状に対して鍼治療の効果がみられた症例を紹介したいと思います。
※頭痛には脳の病気から来るものもありますので、そういった場合は病院受診されることをお勧めします。
頭痛改善のポイント
頭痛の方の身体状態の傾向として
・胸椎の動きが固い人に多い
・やせ型の人に多い(筋肉が細い、女性)
・腰の前弯カーブのバランスが悪い(胸腰移行部)
・首の前側の筋肉が固い(斜角筋群、胸鎖乳突筋)
・頸椎2番の動きが悪い
などが挙げられます。
患者さんの症状
・30代 女性 やせ型
・デスクワーク
・1週間に1~2回の頭痛
・頭痛は後頭部から側頭部にかけて、右も左も
・時折吐き気もする
・目の奥が痛い感じもある
・お腹を下すことが多い
・首こり、肩こりを感じている
頭痛治療の内容
・胸椎の際に鍼(定喘、心兪、肺兪あたり)
・頸椎部、膀胱経2行線に鍼
・胸腰移行部に鍼
・後頭下筋群に鍼
・頭部、膀胱経1行線に鍼
・仙骨部に鍼
・斜角筋群、胸鎖乳突筋リリース
・クラニオセイクラル
など。
症状の経過
初診時の症状を10として(患者さんの主観値、VASスケール)
・1回目:10→3(大幅に改善)
・2回目:3→1(ほぼ症状なし)
・3回目:1→0(肩こりなどは感じるが頭痛はなくなった)
頭痛が気にならなくなったので、ここで一旦治療終了。
また頭痛が出るようになったら来院してもらうようにしました。
※あくまで一つの症例です。もっと時間のかかるケースもありますので、ご理解ください。