『自己診断は疑うべし』
知識と経験則のない自己診断は…
一宮で鍼灸院をお探しの方、青葦治療院・整体院の加藤です。
病院や鍼灸院、整体院あるあるなのですが、患者さんの中には
・(患者さんの)自己診断を正しいと言って欲しい
という方が少なくありません。
例えば、
・患者さん『自律神経が乱れていると思って来たんですが…(合ってますよね?)』
・先生『そうですね、確かに自律神経が乱れてますね』
というような感じです。
患者さんの立場になって想像すると
・自分の考えが合っていると安心する
といった心理状態かと思いますが、正直にお話させていただくと、それは患者さんが損をする考え方だと思います。
分かりやすいので病院の先生を例に、患者さんの立場と比較してみると
【 比較表 】 | 医者 | 患者 |
---|---|---|
医学的知識 | 多い | 少ない |
身体の観察経験 | 多い | 少ないor無い |
視点 | 客観的 | 主観的(になりがち) |
といった形におおよそなります。
この比較表を見て、お医者さんと患者さんの判断の妥当性を判断するなら
・お医者さんの判断のほうが妥当である
となるのではないでしょうか(絶対に、とは言えませんが)。
そうなると、
・(患者さんの)自己診断を正しいと言って欲しい
と考えて病院に行かれるのは少し危険な気がします。
そういった考えでお医者さんと向き合うと
『自分の自己診断に賛同してくれないから良い先生ではないかも?』
となってしまい、より妥当なことを伝えてくれているにも関わらず『良い先生ではない』と評価してしまう可能性が出てきます。
そういった現象は、鍼灸院や整体院でも起こり得ます。
私たち医療従事者に対して、その判断などに不安を感じてしまうことは仕方のないことだと思いますが、だからといって自己判断を過信することは危険ですしもったいないことだと思います。
患者さんの自己診断とは違っても、より良い判断や提案をしてくれるお医者さんを始めとした医療従事者の方はいらっしゃいますので、拒否反応を抑えて冷静に話を聞いていただくほうが患者さんにとってメリットがあるのではないかと思います。
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