愛知県一宮市の青葦【あおい】治療院・整体院
潰瘍性大腸炎、指定難病の一つですが、実は臨床の場ではよく出会う疾患です。
『難病』であることから、確立された治療法はないのですが、原因の一つとして考えられているのが
・ストレス
です。
もしストレスが原因なのだとしたら、鍼灸治療での改善が期待できます。
●〇 潰瘍性大腸炎と鍼灸 〇●
潰瘍性大腸炎の鍼灸治療のポイントは
・腰部(上部)~側腹部
・殿部(側部)
です。
腰の上側から腹部に向けて横に広がるルートと、殿部の中殿筋あたりに治療するポイントが表れやすいです。
筋肉のコリの広がりが大きいので、治療には少し時間がかかります。
●〇 潰瘍性大腸炎とストレス 〇●
大腸内の腸内細菌の『腸内フローラ』は精神的なストレスの影響も受けます。
そして、逆に精神的なストレスの影響を『腸内フローラ』は受けます。
『腸内フローラ』の状態は神経伝達物質の『セロトニン』の分泌量に関係してくるのが、その理由の一つです。
精神的なストレスは身体的な症状を引き起こすことはよく知られていますが、潰瘍性大腸炎にもそういった面がありますので、その関連を利用して治療していきます。
●〇 潰瘍性大腸炎と免疫異常 〇●
腸内細菌の働きは、神経伝達物質に関係するだけでなく、免疫機構にも関係してきます。
潰瘍性大腸炎の原因の一つとして、免疫異常も考えられています。
腸内細菌と免疫、その関係を良くすることも潰瘍性大腸炎の症状改善のきっかけになります。
腸内細菌と仲良くするためには、やはり食事。
腸内細菌の良質なエサになる『食物繊維』や、腸内細菌に悪影響を与える『添加物』などに気を付けることで、腸内の環境を整えていくと、症状の改善がもっと近づきます。
野菜で特にオススメなのが、『ブロッコリー』です。
ビタミン類も豊富でたんぱく質も豊富。
抗炎症の成分も豊富で、潰瘍性大腸炎の食生活改善には好い野菜だと思います。