自律神経の乱れ(自律神経失調症)

原因がハッキリしない症状が改善しない方へ

原因に心当たりがない症状が出て、かつ、それが慢性化した時に、なかなか治らなくて心配になり精密検査を受けることのある人は少なくないと思います。

ですが、精密検査を受けても原因が分からないケースも多々あります。

そういった際には、自律神経失調症(自律神経の乱れ)と診断を受けることがあります。

自律神経失調症はある意味、診断に足る理由がないから付けられる病名です。

確かに、自律神経に何かしらの異常があれば、様々な症状が表れる可能性がありますが、自律神経に原因があると特定されることはほとんどありません。

よく分からない症状の場合に、自律神経に原因が求められるということです。

ですので、自律神経失調症と診断されたり、自己診断された方は、自律神経というものに注目し過ぎないほうが良いかと思います。

自律神経が乱れたから、よく分からない症状が出るのではなく、体調が乱れたから自律神経が乱れる、という考え方で当院はケアをすすめていきます。

自律神経のケアはするものの、自律神経には注力せず、もっとシンプルに身体の不具合が治れば自律神経も自然に整うというスタンスです。

そういった方針のほうが、結果として良くなる可能性が高まります。

このような自律神経の症状でお困りではないですか?

・原因に心当たりがないけど疲れがとれない

・めまいや吐き気がでる

・息が苦しかったり動悸がする

・寝ても寝ても寝た感じがしない

・食欲不振

自律神経失調症の患者さんの共通点

・呼吸が浅い(特に吸気)

・全身の力みが強い(安静時にも自然に力んでしまう)

・体幹部の動きが乏しい(背骨、肋骨が固まったような感じ)

・首の側面の筋肉が固い

・首からお腹にかけての筋緊張が強い

・顎の動きが悪い(顎関節症の場合も多い)

自律神経の施術

施術のポイントは(分かりやすく筋肉名で)

・胸鎖乳突筋

・斜角筋群

・僧帽筋上部線維

・腹筋群(腹直筋、腹斜筋)

・横隔膜

などです。

通院ペースについて

自律神経の症状は、自律神経そのものよりも個々の症状に合わせて施術を行います。

ですので、一つずつ症状を改善させていく形になります。

そうやって、一つずつ身体の不具合を潰していくうちに自然と自律神経も整っていきます。

そもそも原因がハッキリしない症状ですので、焦りは禁物です。

長い目で見て、自分の身体の変化をじっくり観ていってください。

通院ペースは

・週に1回(遅くても2週に1回)

・1か月から3か月ほど継続する

というのを目安にしてください。

効果には当然個人差があり、改善しても理想通りまで改善しなかった、というケースもありますので、しっかりとご自身で症状の変化に注力していただき、治療を継続するかどうかを決めていただければと思います。

 

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