胃もたれ、胃炎に鍼灸
愛知県一宮市の青葦【あおい】鍼灸院の加藤です。
食生活の乱れや精神的ストレスの多い現代社会では、胃や腸(大腸、小腸など)の調子が崩れることがよくあります。
慢性的な胃腸炎や急性的な胃腸炎など、消化器系の調子が崩れると日常生活にも大きく支障が出ます。
食事を摂ることは、とても大事なことです。
胃腸炎と生活習慣
急性的な胃腸炎ですと、ウィルスや菌などによるものがよく見られますが、慢性的な胃腸炎となると、それ以外の原因もしっかり疑いたいところです。
・食事
・精神的ストレス
・睡眠
など、何かしら胃腸炎を起こしてしまう原因があるはずです。
食事の質によっては胃が荒れてしまったり、大腸にいる腸内細菌にも悪影響を与えます。
精神的ストレスは、胃酸の分泌を過剰にしてしまうことがあります。
睡眠の質や時間が足りないと、自律神経が失調して、胃腸を含めた内臓系に悪影響が出ます。
※自律神経の失調に関しては、何が起きてもおかしくないものですが。
胃腸炎と鍼灸
鍼灸治療が内臓系にも効果があるのは、比較的よく知られていますが、胃腸炎にも効果が期待できます。
背中には内臓系に効くツボ(経穴)がたくさんあります。
胃に効くツボですと、背中の方に、大腸に効くツボですと、腰の下の方にあります。
背中のツボも効果的ですが、お腹のツボと合わせて使うことで、さらに効果が期待できます。
お腹のツボは分かりやすい場所にあって、内臓の位置関係がそのままお腹に出ているような感じです。
また、触ると分かりやすく固いものを感じたり、ハリが弱い感じが見つけられます。
背中(腰)とお腹、裏と表、陰と陽、両方から治療してつなげるような形でやっていきます。
胃腸炎と睡眠
胃腸炎と睡眠にも強い相関があります。
特に大腸は睡眠と関連が強いです。
睡眠時間が4時間半を切ると大腸癌になりやすくなるというデータもありますし、腸内細菌のバランスが崩れる、腸の蠕動運動が悪くなるといった話もあります。
腸内細菌はセロトニンなどの神経伝達物質の産生にも関わっていて、精神状態にも影響を与えています。
大腸の調子が悪いと、身体にとっては色々と都合が悪そうです。
胃腸炎の改善には
・生活習慣の改善
・鍼灸治療
のどちらか、または両方で対応していくといいと思います。
生活習慣の改善になかなか手がつけられない方は、鍼灸治療を試してみましょう。
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