脳梗塞後遺症の筋麻痺
訪問マッサージ・鍼灸も行っております、愛知県いなざわ青葦治療院・整体院です。
※訪問の場合は、カトウ治療院として伺っています。
私たち(医療従事者)に非常に馴染みのある
・筋麻痺
文字のとおり「筋」が「麻痺」している状態です。
代表的な例としては、『内反尖足』があります。
「筋」が思った通りに反応しないので、身体も思った通りに動かせなくなります。
筋麻痺と脳梗塞後遺症
筋麻痺は、脳血管障害(脳梗塞など)の後遺症によって起こります。
多いのは「片麻痺」と言って、片半身の腕と脚がうまく使えなくなる症状です。
体幹は、左脳と右脳、両方からの神経支配を受けているため麻痺が出にくいです。
さて、この筋麻痺ですが、多くは中枢神経(脳、脊髄)に損傷があることで発生しますので、完全に症状が改善することはまれです。
中枢神経の損傷は、完全に治癒しないからです。
ですが、症状が軽減することはよく見られます。
筋麻痺とリハビリ
では、どうすれば軽減できるのか。
そのために大切なのが
・リハビリ(運動療法)
です。
どんなリハビリをやるかというと、
①筋肉の硬さをとる
②関節の可動域を正常に近づける
③筋肉と神経の結びつきを強くする
といったものです。
筋肉、関節、神経にアプローチするわけです。
この中でも難しいのが神経へのアプローチです。
さっき言ったように、中枢神経が損傷している(正常に機能していない)です。
そのうえで、神経の働きを高めるためには、繰り返し繰り返し刺激を入れてあげることが必要です。
繰り返しで刺激量を増やす
リハビリ(運動療法)としては、
・筋力トレーニング
・PNF(神経促通法)
・動作法
などを使います。
また、患者さん自身にもできる範囲での運動指導(簡単なもの)をしていきます。
患者さん自身とセラピストがお互いに協力することで、相乗効果を期待します。
ある文献によれば、ある関節の動きを正常に戻す(近づける)のに、
運動を100万回繰り返す必要がある
というデータもあります。
とにかく『数』をこなす必要があるということです。
継続は力なり、です。
「筋麻痺」と付き合いは、長い目で見る必要があります。
身体が変化するのには時間がかかります。
なかなかハッキリした変化が見られないこともありますが、変化がないように見えても、それは『筋麻痺が悪化していない』とも捉えられます。
悪い方向に『変化していない』ことが、効果が出ている証拠でもあります。
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