愛知県一宮市の青葦【あおい】治療院・整体院
鍼灸院に治療に来られる患者さんには
・パニック障害
で治療に来られる方が少なくありません。
特に女性に多いですね。
精神疾患の一種ですが、パニック障害に対しても鍼灸治療は可能です。
●◎ パニック障害の症状 ◎●
パニック障害の症状は主に
・パニック発作(予期しない、突発的な発作)
・予期不安(いつ発作が起きるか分からない不安)
・広場恐怖(行動の自由が束縛されて、発作が起きたときすぐに逃げられない場所や状況が怖い )
です。
まとめると
突発的に起こる『かもしれない』発作に不安になり、広場恐怖が強くなる
といった形になります。
パニック発作を起点に、予期不安になり、広場恐怖につながっていくのがパニック障害です。
パニック発作というものが『自分の理解の及ばないもの』でもあり、パニック発作の身体的症状そのものからくる恐怖と、その『分からなさ』がその恐怖をますます強めてしまう状況です。

パニック発作とは、 『突然の激しい動悸や胸の苦しさ、息苦しさ、めまいなどの身体の症状を伴う、強い不安におそわれるもの』です。
●◎ パニック障害の原因 ◎●
パニック障害の原因として考えらえているのが
・社会的要因
・心理的要因(精神的ストレスなど)
・脳機能異常
です。
そのうち、社会的要因に関しては鍼灸治療ではどうにもできませんが、
・心理的要因
・脳機能異常
に関しては、できることがあります。
●◎ パニック障害の鍼灸治療 ◎●
パニック障害の鍼灸治療を考えるポイントは
・ストレス軽減(身体的ストレス、精神的ストレス)
・セロトニン(神経伝達物質)の働きを高める
です。
この二つのポイントをねらって鍼灸治療をすすめていきます。
ストレス軽減への鍼灸治療は
・首、肩周り
への鍼施術です。
首や肩周りには精神的ストレスの影響が出やすく、慢性的な筋肉のコリもできやすいです。
慢性的なコリという身体状況は、精神的ストレスをさらに増大させるので、緩めていったほうがいいです。
セロトニンに関しては
・お腹、腰
への鍼施術です。
特にお腹への鍼は腸の働きを整え、腸内細菌の働きも高めてくれます。
腸内細菌はセロトニンの分泌に関わってくるので、それをねらって鍼をしていきます。