『パニック障害は呼吸から』
鍼灸でパニック障害(発作)対策を
愛知県一宮市の青葦【あおい】鍼灸院の加藤です。
鍼灸院に治療に来られる患者さんには
・パニック障害
で治療に来られる方が少なくありません。
特に女性に多いです。
精神疾患の一種ですが、パニック障害に対しても鍼灸治療は対応しています。
なかなか治らなず苦しんでいる方、パニック障害は治らない症状ではありません。
※少なくとも、当院で治療を受けた方には症状が治まった方がたくさんいらっしゃいます。
パニック障害の症状
パニック障害の症状は主に
・パニック発作(予期しない、突発的な発作)
・予期不安(いつ発作が起きるか分からない不安)
・広場恐怖(行動の自由が束縛されて、発作が起きたときすぐに逃げられない場所や状況が怖い )
です。
まとめると
突発的に起こる『かもしれない』発作に不安になり、広場恐怖が強くなる
といった形になります。
パニック発作を起点に、予期不安になり、広場恐怖につながっていくのがパニック障害です。
パニック発作というものが『自分の理解の及ばないもの』でもあり、パニック発作の身体的症状そのものから来る恐怖と、その『分からなさ』がその恐怖をますます強めてしまう状況です。
そういった精神状態の悪化に伴って
・突然の激しい動悸や胸の苦しさ
・息苦しさ
・めまい
などの身体症状もあらわれます。
パニック障害の原因
パニック障害の原因として考えらえているのが
・社会的要因
・心理的要因(精神的ストレスなど)
・脳機能異常
と言われています。
鍼灸は脳機能には好影響を与えることもできますし、心理的な作用もありますので、その部分でも期待はできますが、それ以外の部分で
・心肺機能を整える
ということがパニック障害の改善には重要だと考えています。
なぜかと言うと、心肺機能が低下することでもパニック障害のような症状が起きることがあり得るからです。
パニック障害と心肺機能
比較的想像しやすい部分で説明していくと、呼吸が仮に止まるとどうなるかを想像してみてください。
呼吸が止まりきってしまえば、生命維持は困難です。
それだけ危険な状況です。
その危険な状況では、どんな心理状態になるかというと
・強い不安
・強い恐怖
といった感情が高まります。
加えて、呼吸が止まらなくても呼吸が困難な状態になれば
・息苦しさ
・胸の苦しさ
も出てきます。
さらに、呼吸機能が低下している時は心臓の機能も低下していることが多いです。
そうなると、血圧のコントロールも弱くなるため
・めまい
などの症状も出やすくなります。
以上のことから、パニック障害と心肺機能には関連があることが推測できます。
実際に私はその推測の元、パニック障害に対応して良い結果が出たケースを何人も見ています。
社会的な要因であったり、心理的な要因を改善するよりは、改善が想像しやすい捉え方ですので、実際に治療を受ける患者さんにとっても、希望の持てる方針ではないかと思っています。
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