愛知県一宮市の青葦【あおい】治療院・整体院
ぎっくり腰を含めた腰の症状が引き起こされると、下半身にも力が入りにくくなり、土台である下半身が安定しなくなり、結果的に上半身にも力が入りにくくなる状況になってしまいます。
腰という漢字には『要』という字が入っているのもうなずけるくらい、体の要(かなめ)になっている腰の症状は、早々に解消していったほうがいいでしょう。
★☆ ぎっくり腰の恐怖 ☆★
慢性的な腰痛で悩まれている方はたくさんいると思いますが、それに負けないくらい多いのが、
・ぎっくり腰(急性腰痛)
です。
加藤も臨床でよく出会う症状ですが、ぎっくり腰になってしまった人を診ていると気づくことがあります。
それは、
・精神的にも落ち込んでいる
ということです。
痛みで顔がゆがむ、といった面もありますが、話を聞いていると精神的な落ち込みが目立ちます。
加藤の推測にはなりますが、これは腰が痛くて動けないから気持ちが落ち込む、といった反応だと思われます。
本能的な反応とも言えるこの反応は、自然界に生きる動物を例に考えてみると分かりやすくなります。
自然界に生きる野生動物が、何かしらの原因で動けなくなると、どんな状況になるでしょうか。
天敵に襲われても逃げることもできない、といった状況になるのではないでしょうか。
動けないのだから、逃げることもできないですよね。
その状況は、恐怖や不安を感じさせるのに十分な状況ですよね。
腰が痛くて動けなくて、気分が落ち込んでしまうのは、不安になってしまうのは、その状況がとても危険な状況だから、という生得的な反応です。
人間社会では、動けないうちに天敵に襲われて命を落とす、なんてことはないでしょうけど、遺伝子に刻まれた性質がそうさせるんでしょうね。
★☆ 腰痛、ぎっくり腰とお腹 ☆★
腰の痛みで下半身に力が入らなくなりますが、お腹の調子が崩れても同じような状況になります。
例えば下痢。
お腹を下しているときは、下半身に力が入れにくいといった経験をしたことがある方は、少なくないと思います。
胃腸風邪なんかだと、もっと力が入りにくくなります。
風邪での炎症が加わっているわけなので、うなづけます。
また、お腹と腰は体の表と裏で、表裏一体の関係です。
実際にお腹の調子が悪くて腰を痛める方もいらっしゃいます。
お腹調子が悪くて力が入りづらく、腹圧が保てなくなって腰が不安定になり、腰を痛めてしまう、といった流れです。
★☆ 腰もお腹も両方みて鍼灸 ☆★
ぎっくり腰を含めて、腰が痛いときはお腹も一緒に診たほうがよいです。
お互いに影響を与え合っているわけですから、どちらに対しても治療が必要です。
お腹に手を加えて腰の調子が良くなった、というケースも少なくないですからね。
横隔膜の影響も出るんですが、それは横隔膜の動きに連動して内臓も動くからです。
どんな症状であっても、身体が本来持っている動きを引き出すことは、必須です。
内臓もある程度の可動性がないと、内臓周辺の組織が固まり、潤滑、循環が悪くなってしまいますので。
腰とお腹の治療を同時にやるのが、腰痛退治のポイントです。
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