皮膚の状態を整える鍼灸【一宮鍼灸】
愛知県一宮市の青葦【あおい】鍼灸院の加藤です。
当院でも、よく見る皮膚トラブルの一つ
・アトピー性皮膚炎
一般的な治療法は、ステロイドなどによる炎症抑制ですが、鍼灸治療も試してみる価値があると思います。
アトピー性皮膚炎と鍼灸
治療の難しい病気によくある原因の一つが
・免疫異常
です。
本来であれば、自分の身を守るために働く免疫が、何かしらの原因で自分の身まで攻撃してしまう。
アトピー性皮膚炎にもそういう性質があります。
自分を攻撃しているのも『自分(自己免疫)』という、やっかいな状況です。
自分を攻撃している『自分』を攻撃(排除)するわけにもいきません。
なぜなら、それも自分だからです。
抗がん剤を使うことで出る副作用は、自分の免疫(白血球)を攻撃しているからですが、それも結局『自分(正常な部分も含めた)』を攻撃していることになるからです。
自分(自己の免疫)を攻撃せずに、免疫の働きを整える、それができればアトピー性皮膚炎などの症状の改善が期待できそうです。
そして、その為の手段の一つが鍼灸治療です。
鍼灸の効果には
・炎症を抑える(免疫の働きを抑える)
といったものがあります。
その効果を利用することで、アトピー性皮膚炎の治療に取り組んでいきます。
アトピー性皮膚炎と炎症
鍼灸治療が過度な炎症反応(免疫異常)を抑える機序は、鍼治療で考えると
鍼が身体に小さな傷をつける⇒その傷に対して免疫が反応する(炎症)⇒その傷に対して炎症を起こすエネルギーが使われることで、過度になっていた炎症反応が抑えられる
といったものが想像できます。
過度な炎症反応が起きないように、そもそも炎症反応を起こすためのエネルギーを、鍼で身体につけた傷の修復(炎症)に使わせるような形です。
この場合の炎症と、アトピー性皮膚炎で皮膚に起こっている炎症は別物です。
『身体の傷を治すための炎症』と『免疫が異常に働いて起こる炎症』です。
その違いを利用して、炎症反応を相殺させて、免疫の働きを整えます。
アトピー性皮膚炎とストレス(自律神経)
アトピー性皮膚炎にはストレスも関係してきます。
『ストレスが原因』というのも、治療の難しい病気にはよく見られます。
過度なストレスがかかると自律神経の働きが乱れます。
乱れた自律神経はホルモンのバランスを崩します。
その中でも炎症反応に大きく関わっているのが、
・コルチゾール
通称、ストレスホルモンとも呼ばれます。
コルチゾールの血中濃度が上がると、炎症反応が強くなります。
つまり、アトピー性皮膚炎には好くないということです。
過度なストレスをうまく処理する、逃れることもアトピー性皮膚炎には必要です。
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