小児障害と神経のリハビリ
訪問マッサージ・鍼灸も行っております、愛知県一宮市の青葦治療院・整体院です。
※訪問の場合は、カトウ治療院として伺っています。
脳性麻痺などの小児障害では、神経学的なリハビリが必要です。
脳や脊髄などの中枢神経の損傷が多いからです。
そこで使っていきたいのが、
・頭鍼
という治療法です。
鍼は脳にも効く
頭皮に鍼を打つというのは、鍼灸治療においてはさほど珍しいことではありません。
頭鍼には流派がたくさんありますがその辺りのことは一旦置いておきましょう。
理論としては、
・頭皮には脳の機能局在に対応した点や線、エリアが想定されている
・その点や線をねらって鍼を打つことで脳に刺激が入り効果を発揮する
といった感じです。
脳に刺激が入るということは、脳の損傷などの異常に対する治療法の一つとして使うことができるということです。
脳に効く頭皮鍼は脳性麻痺などの小児障害の治療の一つとして試す価値があります。
頭蓋骨の発達に注意する
頭鍼を小児に使う際には注意が必要です。
それは年齢によっては、頭皮の下にある頭蓋骨が未発達な時期があるからです。
頭蓋骨は何個もの骨がくっついてい成り立っていますが、その骨と骨の隙間が完全にふさがるのがおよそ2歳頃です。
骨の硬さも2歳頃には十分な硬さになります。
なので、2歳に満たない子や2歳前後の子の頭に鍼をするとしたら、十分な注意と確認が必要です。
場合によっては頭に鍼はしないほうがいいでしょう。
刺さない鍼も使える
頭に鍼を打つ頭皮鍼ですが、刺さない鍼の『てい鍼』も頭鍼に使えます。
頭皮に鍼刺激が入ればいいので、頭に鍼を打てない場合や頭に鍼を打つのが怖い場合などは『てい鍼』を使ってトライします。
どんな治療もそうですが、一つの治療法にこだわる必要はないと思っています。
頭鍼にもこだわりすぎず、あくまで一つの治療法、一つのアイディアと思っておいてください。
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