愛知県一宮市の青葦【あおい】治療院・整体院
身体の悩みでよく聞くものとして、
・めまい
・耳鳴り
・難聴
が挙げられますが、それを引き起こす病気の一つが
メニエール病
です。
◆□ メニエール病とは □◆
メニエール病とは症状として、
・めまい
・難聴
・耳鳴り
・耳閉感
が表れます。
メニエール病は、厚生労働省の
特定疾患
にも指定されています。
メニエール病の原因としては主に、
内耳(耳の鼓膜の内側)のリンパ浮腫
です。
それ以外には、
ストレス
が大きく関わっているだろうと推測されています。
メニエール病以外でも耳鳴りやめまい症状を呈することは多々ありますが、
内耳にリンパ浮腫があればメニエール病
という診断になります。
その辺りがはっきりしない場合は、
メニエール症候群
と診断されることがあります。
治療に関しては、原因と考えられる内耳のリンパ浮腫が原因を改善する為に、薬を服用したり、オペをすることなります。
◆□ メニエール病と鍼灸 □◆
薬の服用やオペなどの、西洋医学的なアプローチは有効ですが、鍼灸を使った東洋医学的なアプローチでも対応できます。
耳周りの気血の流れや、耳とつながる臓腑(東洋医学的には『腎』など)に介入することで、メニエール病を改善に導きます。
耳をねらって治療するのは、めまいや耳鳴り、難聴は耳に関係する感覚である
聴覚と平衡感覚
にアプローチする為です。
また、リンパ浮腫は東洋医学的には
湿邪(水)
の影響が考えられるので、
脾
の臓腑に関わる経絡をねらうことも組み合わせれば、さらに効果的な治療が可能になります。
ここで紹介したのは一つのやり方で、他にも東洋医学と西洋医学を組み合わせたアイディアもありります。
◆□ メニエール病と未病 □◆
どんな病気も同じですが、メニエール病も早期に治療を開始した方が改善する可能性が高まります。
症状が進行すればするほど治りにくくなるからです。
もっと言うなら、東洋医学的に未病の状態から治療すると、なお効果的です。
もちろん未病の状態では症状がないので、なかなか病院などを受診する機会はないと思います。
ですが、東洋医学ではこの『未病』という概念を大切にしますので、身体のメンテナンスや病気の予防の為に、鍼灸治療などを利用するのもよいと思います。
ほとんどの人は何かしら身体の悩み(腰痛や肩こり)を抱えていますので、そういった症状がきっかけで鍼灸治療をうけてみると、身体の異常にはやくきづくことができ、結果的にメニエール病などの病気を予防することにもつながります。
病気はなってからよりなる前から治療する。
メニエール病を含めた病気の予防に、鍼灸治療を試してみてはどうでしょうか。