頭痛改善のポイントは頸椎2番
一宮市の青葦治療院の加藤です。
頭痛は治療院に来る患者さんの3割くらいを占めている、よく出会う症状です。
たまたまの頭痛であればまだいいかもしれませんが、頻繁に頭痛が起きるとなると日常生活にも支障が出るので、できるだけ早期に回復したくなると思います。
そんな頭痛にどんな対応をしていくのか紹介します。
基本は首の緊張をとる
まず基本となるのが
・首の筋肉の緊張を緩める
ことです。
中で一番重要なのが
・前頸部(首の前側の筋肉)
です。
首のコリを感じやすいのは後ろ側なのですが、それよりも重要なのが前頸部です。
筋肉名で言うと
・前斜角筋
・後斜角筋
・中斜角筋
・胸鎖乳突筋
などです。
頭痛の方の身体を触っていると前頸部がカチカチになっていることが多いのも、前頸部がポイントだと思う理由です。
アトラスの調整
前頸部に加えて、頭痛改善のためのポイントは
・第2頸椎
です。
慢性的な頭痛を抱えている方は首を触るとこの第2頸椎がぽこっと少し飛び出ているような感じになっています。
骨の位置がずれている、というのは言い過ぎですが、良い位置に収まっていない可能性があります。
第2頸椎あたりは椎骨動脈の走行が蛇行する場所になるので、そういった構造が頭痛に影響を与えている可能性もあります。
その辺りをクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)のような手技を使って調整すると、頭痛の軽減率はかなり上がる印象です。
さらには胸椎
あと加えるなら、胸椎部の整体です。
首の動きに伴って、本来であれば胸椎の動きも連動して起こるはずですが、頭痛の患者さんはその連動が断たれていることも多いです。
そこも整えていくとより効果的になります。
頭痛には脳の異常など危険なものもありますが、精密検査でも原因が見つからないことも多いので、そういった場合は整体などを試してみるといいかと思います。