愛知県一宮市の 青葦【あおい】治療院・整体院
心と身体は互いに影響を及ぼし合っており、
治療においても心と身体の関係は
大切です。
■□ 心は身体の中心ではない!? □■
心についての認識は、『心は身体(肉体)よりも大切なもの』といった印象を受けることがよくあります。
確かに心というものは、生きていくうえで大切なものだと思います。
ですが、心の納まっている身体よりも大切にしないといけないものか、というとそうではないと思います。
有名な言葉で
健全な身体には健全な魂が宿る
というものがあります。
これはとても的を得ている言葉だと思います。
様々な患者さんを診てきましたが、身体に悩みを抱えている方は精神的にもバランスを崩しています。
これは身体に起きている異常が、心に影響を与えている可能性を示唆しています。
もちろん、心のバランスを崩したことが肉体に悪影響を及ぼすこともあります。
ですが、まず身体が心に与える影響を考えた方が良いのではないでしょうか。
目で見ることも数値化も難しい心をどうにかするよりも、身体状況をどうかにかするほうが、確実性は高いと思います。
■□ 心よりまず身体を疑う □■
実は心を扱う『臨床心理学』でも、治療においては心よりも身体の問題を先に考えます。
心の問題から身体に様々な症状が出ることはよく知られていますが、その症状の原因として、まず心の問題を挙げてしまうことは非常にまずいです。
なぜなら、その症状の原因は
身体的な異常から引き起こされている
かもしれないからです。
胃が痛ければ胃がんかもしれないし、ピロリ菌かもしれません。
身体的な異常をまず疑って、その疑問を解消してから心の問題を疑うべきです。
いわゆる
除外診断
というものです。
そうでなければ、危険な病気の発見が遅れてしまうリスクがあるからです。
■□ 身体に対してできることから □■
心というものは、まだまだよく分かっていない部分がたくさんあります。
もちろん、身体についても分かっていないことは沢山ありますが、身体的な問題についての解決策の方が分かっていることは多いです。
分からないことにチャレンジをするのも大切なことではありますが、まずは分かっていることから、できることから治療をすすめることが身体の悩みを解決する可能性を高めます。
加えて、身体の状態が良くなれば、そこに納まっている心にも必ず良い影響が表れます。
身体にアプローチすることは心にアプローチすること
にもなるということです。
心と身体、どちらも大切なものですが、セラピストの得意分野は身体を診ることです。
そして、身体の問題に取り組むことは心の問題に取り組むことにつながります。
まずは身体の状態からしっかりと確認していく、それが心の問題解決の近道です。
コメント
[…] 心と肉体はつながっている、それが鍼灸がうつ病に効く理由です。 […]