自律神経失調症と鍼灸【一宮市の鍼灸】

自律神経失調症とポリ・ヴェーガル理論 鍼灸治療のすゝめ

自律神経失調症など自律神経に乱れへの鍼、整体

愛知県一宮市の青葦治療院の加藤です。

・病院で精密検査をしても原因がはっきりしない体調不良

・不眠、疲れやすい、頭痛が慢性化している

・慢性的な痛みやコリを感じる

といった方には、自律神経を整える施術をオススメします。

単純なリラクゼーションではだいたい治らない

自律神経失調症と聞くと、

・副交感神経を優位にしよう

・リラックスが大事

と思う方が少なくないと思いますが、その発想だとだいたい上手くいかないです。

というのも、そういった方をたくさん見て話を聞いてきたからです。

副交感神経を、リラックスを、と考えて整体やマッサージなどに通って、その結果体調は回復せずに当院などの鍼灸院に通うことを考える人がほとんどなんですね。

多くの人の経過を観る限り、自律神経失調症などの治療にリラクゼーション系のものは向いていない、と私自身は考えるようになりました。

では、どのように自律神経の調子を整えるかというと、【ポリ・ヴェーガル理論】を参考にして治療していきます。

ポリ・ヴェーガル理論とは?

ポリヴェーガル理論とは

・ポリ=poly=複数の

・ヴェーガル=迷走神経

という意味で、複数の迷走神経の働きから心身の調子を考えるというものです。

実際には

・背側迷走神経

・交感神経幹

・腹側迷走神経

の三つの神経(系)の作用のバランスを考えていきます。

背側迷走神経は活発になりすぎると

・シャットダウン状態

になってしまい、簡単に言うと

・身体が硬直して動けなく(動きにくく)なる

状態になります。

身体の芯が固まっているイメージです。

精神的には

・抑うつ状態、無気力

のようなものなります。

次に交感神経幹が活発になりすぎると

・すぐにでも動き出せるように構えて心身が緊張する

状態になります。

これは、いわゆる交感神経が【闘争と逃走】の神経と言われているのですが、それに該当する状態です。

常に戦闘態勢のような感じになります。

最後に腹側迷走神経ですが、これが活発になりすぎるといったことはほとんどなく、正常に作用していると

・社会的交流が出来る(したくなる)

状態になります。

社会的交流とは

・人と関りを持てること(または関りを持ちたいと自然と思えること)

のような感じです。

人に対して、自然と感情表現できたり、コミュニケーションを取ることが苦ではない状態です。

人と関わることが普通な状態になるので、

・心身共に過度な緊張をしない

ことになります。

身体の状態に注目するなら

・余分な力みがない

・呼吸が深く穏やか

・身体の動きが滑らか(連動している)

・表情が柔らかい(表情筋の働きが低下していない)

といったものが観られます。

背側迷走神経、交感神経幹、腹側迷走神経の三つの神経のバランスが大事で、どれも大切なのですが、特に

・腹側迷走神経

の働きが重要です。

というのも、逆に腹側迷走神経の働きが悪いと

・人と関りたくなくなる(無関心になる)

傾向が強くなるからです。

人間は社会的な生き物で人と関わって生きていくのが普通で、そうでないと生きていけない生き物でもありますので。

自分の殻に閉じこもった状態になってしまっては、とても健康にはなれないです。

そして、この腹側迷走神経の働きが悪いと、他の二つの背側迷走神経と交感神経幹の働きが相対的に強くなるので

・抑うつ状態、無気力

・心身の過度な緊張状態

なども強くなるので、健康には非常に良くない状況になります。

自律神経失調症などの自律神経の症状には、特に腹側迷走神経の働きを整えることが重要です。

鍼と整体で三つの神経系の働きを整える

ポリ・ヴェーガル理論を参考にして自律神経失調症の治療をしていくポイントとしては

・首、肩

・呼吸

・頭部、背骨、骨盤のバランス

になります。

全身を観ていくことになりますが、その三つを特に重要視しています。

中でも呼吸は、普段からその機能をきにしていない方が多いポイントなので、より注力して観ていきます。

あくまでポリ・ヴェーガル理論を参考にすると、であって実際には自律神経を直接調整するというよりは、身体機能を整えた結果として自律神経も整うという形になります。

自律神経失調症など自律神経の乱れと思われる症状でお悩みの方、まずは一度治療に挑戦してみてください。

何かしらの良い変化が観られると思います。

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