妊婦さんでも鍼灸は受けられます
愛知県一宮市~岐阜市の青葦【あおい】鍼灸治療院、加藤です。
当院へのお問い合わせの内容の中には
『妊娠していても(鍼灸)治療を受けれますか?(大丈夫ですか?)』
という質問もあります。
結論からいえば
『妊娠していても鍼灸治療を受けて大丈夫』
です。
マタニティ鍼灸と安全性
かつては、妊娠時の鍼灸治療に対する危険性が訴えられていたこともありますが、最近の研究によって、妊娠時の鍼灸治療には危険性がないことは証明されています。
堕胎させてしまうツボ(経穴)と言われるものもありましたが、それも危険性がないことが分かっています。
※逆子を直すツボに関しては、そもそも逆子は自然に直ることが多いので、35週前後までは様子を見ることが多いです。
つまり、妊婦さんへの鍼灸治療は基本的に問題ないということです。
ただ、鍼灸治療と胎児への悪影響を結びつけて考えてしまわれる方もいらっしゃるので、治療の際には『誓約書』を書いて治療(ボディケア)に臨んでいただくことになります。
ご理解ください。
マタニティ鍼灸の必要性
妊婦さんが抱えることの多い悩みとしては
・つわり
・歯周病
・貧血
・便秘、下痢
・腰痛
・腹痛
・むくみ
・高血圧
・糖代謝異常
などがありますが、そのほとんどに対して鍼灸治療は効果を期待できます。
妊娠から出産の女性の負担と聞くと、出産時の痛みなどに目がいきがちですが、期間の長さを考えれば、妊娠中の負担のほうが、身体的にも精神的にも大きいはずです。
急性、慢性で考えれば、出産時の負担=急性、妊娠中の負担=慢性、で、慢性的な症状のほうが辛いことは想像に易いと思います。
そんな慢性的な症状に近い、妊婦さんの抱える症状を少しでも軽くしていくことは、母子ともに好い影響を与えることになります。
特に身体的症状からくる精神的ストレスは、非常にやっかいなものです。
人は精神的なストレスに対する耐性がそもそも弱いので。
身体的症状を軽減して、精神的にも健康な妊娠生活の方がいいですよね。
マタニティ鍼灸で妊娠生活をサポート
妊娠中に身体に鍼を刺されることに対する不安もあるとは思いますが、前述したように身体に害が及ぶことはありません。
治療に際しても、お腹の大きさによって治療を受ける姿勢を変えたりすることで、身体への負担をコントロールしながらすすめていきます。
鍼での刺激量も、できるだけ症状を軽くすることを目指しつつ、コントロールしていきます。
それでもやはり心配という方もいらっしゃると思いますが、そういった場合、担当されている産婦人科医さんに鍼灸治療を受けてもいいかの確認をとっていただくことをオススメします。
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